卒業生Interview
徹底分析。多摩大の志
留学生の夢や希望を叶えるため、最善の道を一緒に考え、サポートする

留学生の夢や希望を叶えるため、最善の道を一緒に考え、サポートする

株式会社アーバンジャパニーズソサエティー

代表取締役 日本語教師、留学アドバイザー

小沼 俊さん

経営情報学部

2014年卒業

profile

2014年3月多摩大学経営情報学部卒業、オーストラリアの大学院で国際ビジネス修士課程を修了し帰国。2017年総合物流企業に入社し、国際物流の分野で活躍。2020年4月より現職。東京・六本木で37年の歴史を持つUJS日本語学校の経営に携わる。

学生時代に取り組んだこと

私が多摩大学に入学した時期は、日本の輸出入相手国のトップがアメリカから中国に変わるパラダイムシフトの時期でした。寺島実郎学長のインターゼミと金美徳教授のホームゼミに参加し、アジアダイナミズムをキーワードに、アジアビジネスの可能性について考え、フィールドワークや大学院生と協同での論文執筆に取り組みました。

寺島学長からは「自分なりに物事を判断する尺度と、全体を俯瞰してみる目を持ちなさい」と言われていたので、自分が良いと判断したことはすぐに実践し、結果を振り返って改善することが習慣になりました。金教授は「現代ビジネスは情報戦だ」が口癖で、ホームゼミでは新鮮な情報を集めるノウハウと、情報発信・意見発信の方法を学びました。

大学では中国から来た同世代の優秀な留学生と交流する機会がたくさんあり、「自分も負けてはいられない」と思ったことが、海外の大学院進学にチャレンジするきっかけになりました。

現在の仕事について

東京・六本木にあるUJS日本語学校の経営に携わっています。本校は、初級レベルから大学院・大学、就職レベルまで、幅広い日本語教育を提供しているのが特長です。

この仕事に就く前は総合物流企業で国際物流の仕事をしていました。お客様からお預かりした商品を安全かつ納期を守り、最後まで責任を持って相手先にお届けする「物流」の仕事と、日本語学校の経営には似ている点があります。海外からの学生を最長2年間預かり、日本語教育はもちろんのこと、日本社会で生活していくためのマナーやルールも教えます。

学生が目的とする進路に進めるよう、教職員が一丸となって指導に当たるのがこの仕事の醍醐味です。最近は、日本語学校卒業後、直接日本企業に就職を希望する学生も多いため、大学のゼミで培った事業構想力を生かし、職業紹介会社を設立するなど、学生の目的達成を最大限にサポートできる道を探しながら、経営に取り組んでいます。

社会人になってからの試練をどのように乗り越えたか?

前職の物流の仕事では、現場に指示を出す立場でした。時には無理なお願いをすることもあり、現場のベテラン責任者に怒鳴られたり、口をきいてもらえなくなったりすることもありました。そこで、常に明るい挨拶を心がけ、コミュニケーションを取るようにしました。その積み重ねで信頼関係ができ、トラブルをカバーしてもらったり、新たな業務に協力してもらうことができました。

日本語学校の経営では、新型コロナウィルスの影響で留学生を受け入れられなかった2年間が試練の時でした。そこで経営戦略の見直しを図り、それまで全世界を対象にしてきた募集ターゲットを北東アジアに絞り、日本企業の戦力になってくれるような優秀な留学生獲得のための営業展開をしているところです。

モノを扱う物流も、人を預かる教育も、目的地まで責任を持って届けるという精神は変わりません。留学生の夢や希望を叶えるためにはどうしたらいいか、最善の道を一緒に考えてサポートしていきたいと思います。

   ご登場いただいた方々の所属や肩書きなどは取材当時のものです:このインタビューは2023年2月に実施いたしました。

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